ホログラム

NICO Touches the Walls ホログラム歌詞
1.ホログラム

作詞:光村龍哉
作曲:光村龍哉

真っ白な景色にいま誘われて
僕は行くよ まだ見ぬ世界へ

迷子のまま旅していた 鼠色の空の下
日替わりの地図 いくつもの夢が滲んでいた
いつかはさ ちっぽけな僕のこの歩幅でも
あの雲の向こうまで行けるかな

強がって キズついた心透かしたように
降り出した雨粒たちが 乱反射繰り返す

真っ直ぐな光が交差して
行く先も告げぬまま どこまでも突き抜ける
淡い残像 両眼に焼き付けて
届くはずなんだ まだ見ぬ世界へ

知らず知らずに貼っていたのは 白黒のステッカーで
大事なもの 僕らは隠してしまっていた
宝の石より 花より 星の灯りより綺麗な
「夢」と言う名のホログラムを ざわめきを

はみだして 逆らって いつか描いた風景
悔しさも 寂しさもいま 泡みたいに弾けとぶ

真っ直ぐな道で 躓いたって
かさぶたはがれたら 今よりきっと強くなれる
真っ白な景色にいま誘われて
僕は行くよ まだ見ぬ世界へ

霞む空の先に 虹色の光
明日の影に 震えるたびに 遠くで僕を呼ぶ声がして

真っ直ぐな光が 散らばって
雨上がりの午後に 束になって降り注ぐ
無限のグラデーションがいま混ざり合って
この空の下どんな所にいても
必ず届くはずさ まだ見ぬ世界へ


2.風人

作詞:光村龍哉
作曲:光村龍哉

瞳を閉じたまま動かない その間俺らはお先に風人となるぜ

街の鐘と合わせたように リンリンと彼を呼ぶ
この世界じゃ君がセンター
指令を下せや 宇宙のモンスター

光の速さまで上り詰めろ人類よ
そのスピードは落とさず 勢いだけを忘れずに

夕方ある街の中そっと覚悟を決める
錆びた誇りと人生を肩に乗せてバッグに詰め込んで

正しくは運命という
詳しくは自分という
この世に君はオンリーワン
辛いの食わせりゃ宇宙がモンスター

燃料にゃ希望だけを燃やし続けろ風人よ
その心裏切るような風にだけはのらない

光の速さまで上り詰めろ人類よ
そのスピードは落とさず 勢いだけを忘れずに

暮れゆく陽に背を向けて 舞い上げろ砂煙
この世界じゃ君がセンター
指令を下せや 宇宙のモンスター

光の速さまで上り詰めろ人類よ
そのスピードは落とさず 勢いだけを忘れずに

燃料にゃ希望だけを燃やし続けろ風人よ
その心裏切るような風にだけはのらない

のれない 風人よ


3.あいたいきもち

作詞:光村龍哉
作曲:光村龍哉

痺れてるよ 髪の毛先まで
もうどうしたらいいの

なんでもないよ
はがゆい言い訳を空に浮かべたよ

午後五時の駅のホームは 下品な欲望だらけ
やらしくて 忙しくて きっと思い出す

ああ あいたいきもちで死ぬまで生きていける
そうに違いねえさ

約束なんてしなくていいから
今すぐ会おう

ときめいて 時に裏切って みじめな俺を
いつかまた いつかまた ふっと思い出して

ああ あいたいきもちで今夜も夢を見られない
この心満たすのはお前の温もりだけさ
ああ あいたいきもちで死ぬまで生きていける
お前がそう言ったのさ

ああ あいたいきもちで水さえ喉を通らない
この渇き潤すのはお前の口づけだけさ
ああ あいたいきもちで死ぬまで生きていける
今なら言えるのさ

ああ あいたいきもちで死ぬまで生きていく
そうに違いねえさ